★赤司くんのお願い事を叶え隊


「どうぞどうぞ。いつも赤司くんにはいろいろ付き合ってもらったりお願い聞いてもらったりしてばっかりだし」
「…突然言われても特に思いつかないな」
「そんな、こう、何か無いかな…?私もたまには、聞いてあげる側になりたいというか、赤司くんのやりたいこととかしてほしいことを知りたいのでして」
「そうか…分かった。俺からのお願いを一つ」
「はいどうぞ」
「この前CMで見た、コンビニで売っている猫の形の中華まんを買いに行きたい」
「えっ?あの水色の?人気ゲームとコラボで作ったものの顔が崩れたものばかりでいっそギャグみたいなあのコンビニ限定の…!?」
「それだ」
「えっうん私もすごく食べてみたいなと思ってたんだけど…赤司くんも食べたかったの!?な、なんだ~そうだったんだ…『うわっ色やばっ体に悪そうっ無いわ~』って言われるかと思って黙ってたんだけど私めちゃくちゃ食べたかったんだよ…!そっかー、じゃあ今から早速、……、…えっ待って赤司くん」
「何かな」
「本当に赤司くん食べたいって思ってるんだよね…?それ赤司くんのお願い事なんだよね…?私が食べたそうにしてるの分かったから気を遣って言ってるのではなく?」
「ああ、もちろん。気を遣ってるわけじゃない」
「でも私が食べたいものをわざと選んだわけでは…?」
「正確に言えば…君が食べたいものを俺も一緒に食べたい、かな」
「…赤司くん…それいつもと変わらなくないかな…。結局私の好みとかやりたいことに合わせてるよね」
「だが、俺のやりたいことはそれだよ。それしか今の俺には思いつかなかった」
「……もし見つからなかったら何件かはしごすることになるかもしれないし、買えても中華まんの見た目やばいかもしれないし、おいしくなかったりしたら、赤司くんと私の今日という一日がなんだかとても残念な感じで更けていくことになるよ…?」
「ああ。そうだね」
「そ、そうだね…?」
「少し魅力的に感じないか」
「赤司くん…感覚鈍ってるよ…もうなんかなんでもよくなってるよ…」
「そうかもしれない。君となら、なんだって楽しい気がしているのかもしれないな」
「…そ、そうだね…?(その優しい顔、反則だね…?)」