「盲目の園」、最後まで読んでくださってありがとうございました!以下読まなくてもいいあとがきです!

何度も何度も「もう少しで終わる」「今月中に終わらせる」「クライマックスに入っている」と言い続けて結局二年以上の連載になってしまいましたが、これにて完結、です。もともと私の些細な出来心で始まったお話でしたが、たくさんの方に続きを楽しみにしていると言っていただけて、本当に嬉しかったです。と、いうのも、最初はただ怜ちゃんにいたずらするシリーズものとして書こうとしていただけで、ストーリー性というか、こう、二人の気持ちのすれ違いやらなんやらは頭に入れてなかったと思います。しかも中編くらいにしとこうと思ってた。けれど実際始めてみると二人の一方的な想いのぶつけあいかつ避け合いがお話のメインになって、いたずらはおまけ程度ですね。おまけ程度だったか?おまけ程度ですね。

書いててなかなかよく分からなくなってくるお話でした。ヒロインも怜ちゃんも自分の中であっちこっちしちゃうんですよね。好きだと言いたかったり言いたくなかったり、すがりついたり突き放したり。私の中で二人の気持ちが確立してなかったのかもしれません。なのでお話の中での二人の気持ちがあっちこっちして、読んでいる方には「ああ!?」だったかもしれません。私も書いてて「ああ!?」でした。思い通りにはいかないものです。
けれど結局のところは、二人とも、心の底では、好きだと言いたかった、好きだと言ってほしかった、それだけなんだと思います。こんなのおかしい、おかしくてもいい、でもおかしくないのがいい、おかしくなりたい。ああ!?って感じです。しょうがないよこんな二人だもの…。
書いてて楽しかったのはやっぱり怜ちゃんをいじめることですけど、これから先二人はどうなるんでしょうね。怜ちゃんもだんだん耐性がついてきてちょっとやそっとのことじゃ狼狽えなくなるんでしょうかね。呆れるだけになってくるんでしょうかね。そんなのつまらないわって彼女さんが許さなそうでもっとハードなものになりそうですが、いつかそんなお話も書きたいです。みなさんはどんな玩具が好きですか?あ、いいですね〜挙がったもの全部怜ちゃんにあげましょう。あんまりこういうこと言ってるとそろそろ同じ怜ちゃんクラスタに殴られるんじゃないかと思ってます。

私は怜ちゃんが好きです。すごく好きです。でも、お話を書き始めた当時の「好き」とは少し変わっているかもしれません。それこそお話の中のヒロインのように、傍から見れば「お前頭大丈夫か」という具合に少し拗らせた「好き」になっているかもしれない。と、いうのも、あれですね。最初に盲目の園を書いたのは、Free!一期が放送していた8月の終わりだったんですね。わたし、まだ最終回見てなかったんだね。ああいう終わりが待っていると思ってもみなかったセリカが書いていたんですね…すごい…なんか…「あっ…おう…」ってなりますね。正直本当にあの最終回は今でも受け入れられていないし、思い返してもモヤモヤしてくるし、Free!のことなんか考えたくもない日が無かったとは言い辛いです。怜ちゃんのこと考えるのもつらいもうどんな気持ちで書けばいいんだろうという気持ちも、ありました。怜ちゃんのことは好きだけれど、「Free!」というジャンルのお話を、私は書き続けていてもいいんだろうか、と。それくらい、正直、もやもやが溜まるばかりでした。こんな思いをするなら怜ちゃんを好きにならなきゃ良かったと思った日がなかったとはいえません。Free!という作品が好きだと、私は今でも胸を張っては言えない気がします。それくらい一期の最終回がトラウマです。二期も結局見れないまま。こんな私が、書いてもいいのか、って。

それでも今こうして完結したあとがきが書けているのは、続きが読みたいと言ってくれる誰かがいたおかげと、やっぱり怜ちゃんが好きだからなんだと思います。怜ちゃんを好きになってよかった、出会えてよかった。その気持ちを嘘にしないためにも、自分自身への証明のためにも、書けて、よかったです。

というそれっぽいことを言いましたが結局のところ書き始めたきっかけは怜ちゃんをいじめたかったからなので綺麗事は言えません。怜ちゃん世界一かわいいよ。本当にかわいい。その気持ちだけはこもっています!最後の最後までお付き合いありがとうございました!!またそのうちこの盲目カップルに会うことがあったらよろしくしてやってください!ところでクリスマスイブに書き終わりました!メリークリスマス!!!

(151224.セリカ)